犬を飼うということ


家で犬(トイプードル赤毛)を飼い始めて、もう5年が過ぎた。

飼い始めの頃は、それはもう張り切っていた。

室内で犬が生活する為の「ケージ」を買ってきて組立て、
成長に合わせてケージを拡張した。
妻も、犬の為に専用の収納スペースを作った。
家族で世話をする約束をして、曜日ごとに担当を分けた。
朝、早起きして散歩に連れて行った。
2人の子供達も、学校から帰ってきたら散歩に連れて行っていた。
トイレトレーニングを家族総出でやった。
キャンプに連れて行ったり、ドッグランにも良く出かけて行った。
多頭飼いに憧れ、ペットショップで他の犬を見て回ったり、
保護犬活動の動画も良く観ていた。

今ではすっかり生活の一部になっていて、おまけに少々ダラケ気味である。

犬の成長はとっくに止まっていて、これ以上ケージを拡張する必要が無いし、
犬専用の収納スペースもすっかり落ち着いている。
世話はほとんどワタシと妻がやっていて、子供達は全く世話をしようとしない。
散歩は雨の日以外は行くが、夕方のみ。朝はたまに妻が連れていく程度。
子供達は散歩にはまず行こうとしない。
トイレの失敗はほとんど無いが、たまに失敗しても叱ったり再指導したりしない。
ドッグランはコロナの影響で、さっぱり行かなくなった。
割とおカネもかかるので、多頭飼いは完全に諦めたし、
保護犬活動の動画も、見ることはなくなった。

要するに、完全に生活に溶け込んだのである。
犬のほうも激しいイタズラはしないし、ゴハンだ散歩だと要求に答えてあげた後は、
ノンビリと寝転がっていて、ストレス無さそうである。

犬を飼うということは、こういう事なのだろうか、と思う今日この頃である。



Copyright © 徒然なるドラゴン日記 All Rights Reserved.