オートバイに乗るということ


オートバイに乗り始めて、35年以上になる。

16歳になってすぐに原付免許を取り、近所のお兄ちゃんから
安く譲ってもらったCB50Sが最初のオートバイ。

18歳になって中型二輪免許を取り、級友からこちらも安く
譲ってもらったのがGSX−R400。

20歳で大型二輪免許を取って最初に買った大型バイクは
GSX1100S刀。70周年記念モデルの台数限定車。
当時お世話になっていたバイク屋にたまたま入ってきた1台を、
手付け金を払って免許が取れるまで待ってもらった。

その後のバイク遍歴を連ねていくと、

ホンダNS250F
ハーレーダビッドソンXL1200S
ホンダディオZX
ホンダスーパーカブ50
ヤマハTT250Raid
スズキスカイウェイブ400
カワサキゼファー750
ヤマハMT−07

そして3年前、ついにオートバイに乗らなくなる日が来たのである。
MT−07を買って2年、車検に出した時にふと気づいた。
オドメーターは約15000q、そのうちツーリングに使ったのは、
0qだったのである。全て通勤に乗っただけだったのだ。

それまでのオートバイでは、本当にいろんな所へツーリングに行った。
独身時代は毎週のようにオートバイに乗って出かけて行った。

そんなワタシが、まったくツーリングに行かなくなったのである。
この事実に気付いた時、ちょっとショックだった。

もう、ツーリングに行けないなら、
危ない思いをしながら通勤するのもやめて、
大人しくクルマに乗っていよう。
急にそんなふうに考えてしまい、オートバイを手放した。

しかし数日後、ぽっかり空いたガレージの空間が、急に寂しく見えてしまったのである。

とにかく何でも良いからバイクに乗りたい!!そんな思いがまた蘇ってきたのである。
16歳で免許を取った、あの頃のように。

そして今、ワタシの手元には1台のオートバイがある。
ホンダのモンキー125だ。
前のオートバイを手放してわずか1週間後に購入した。
購入して3年が経過しても、相変わらずツーリングには行けずにいるが、
なるべく乗るようにしていて、先日ようやく走行距離が2500qを超えた。

このオートバイとも長い付き合いになりそうだ。




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